2013年9月20日

9月議会一般質問より

平木───福島原発の事故現場からは今なお放射能漏れが続いている。海洋汚染をはじめ、食物連鎖というものが、どのような経路でどこまで放射性物質を運ぶのか。人間のみならず地球上の生物への影響を考えると、恐怖がつのる。しかしながら、ただ見ているわけにも行かず、とにかく今、出来る予防や対策をしっかりと行なってゆくことしかない。福島県の県立医大が行った被災当時18歳以下の子どもたち216,809人の甲状腺検査の二次検査の結果が今年8月に発表され、44人に悪性の甲状腺がんの疑いがあり、うち18人は甲状腺癌と診断された。小児甲状腺がんの国際的発症率は、100万人に一人か二人とされているが、この結果では約1万2千人に一人の割と高い。チエノブイリ事故後にベラルーシに入り、多くの症例を診てきた甲状腺の専門医である菅谷昭医師によると、ベラルーシ国立甲状腺がんセンターのデータでは、数は少ないが、事故があったその年から小児甲状腺がんが発症していたという。そして4・5年後に急増し始めた。だから福島の結果について、原因は事故とは関係ないという見解があるが、関係ないのではなく正しくは、「分からない」と言った方が良い。

チエルノブイリの甲状腺がんを発症した570人の子供のうち、半数以上の385人にリンパ節転移が見られ、16.5%の94人が肺に転移していた。ただし早期に発見して取り除けば転移する確率は低い。日光市内のある兄妹、中学生と小学校低学年子が甲状腺検査を行ったところ、二人とも蜂の巣状態でのう胞が見つかり、男の子の方は結節も見つかった。両親はとてもショックで、さらに詳しく東京の甲状腺専門医に診てもらおうと思っていると話している。このような不安に応えるために、早急な甲状腺検査の実施と共に、検査の実施前に説明をし、検査後にはフォローする体制が必須だと思うがその点についてはどう考えるか。

答弁(山本部長)───12月までに、広報で周知し来年1月くらいから3地区で希望者を対象に甲状腺検査を始める予定である。
検査機関は栃木県保健衛生事業団で、自治医大に検査後の説明会をお願いしようと思っている。

平木───全児童、生徒を対象にできないか。

市長───今は考えていない。

平木───では、市内の放射線量の高い地域の子供たち、またはガラスバッジで被爆量を測定した子どもたち全員の検査はできないか。

市長───バッジで測定した子供たちは364人いる。

平木───検査費用が一人6千円ならば220万円で出来るのではないか。

市長───積極的に呼びかけることは出来るが、不公平になるため今回は希望者とする。

漫画「日光ハコモノがたり 」をご覧になりましたか?

IMG_3513今市工業高校の生徒さんたちが作った漫画が今月号の広報と共に各戸に配られた。日本では1960年代から70年代にかけて建設した公共施設や道路、橋、水道などの施設が40年50年と経過した今、老朽化による維持費や修繕費が膨らむ一方だ。「日光市公共施設マネジメント白書」によると、日光市の公共施設の床面積は、築40年以上のものが全体の15.2%、20年から39年経過したものが50.4%を占めている。また、市民一人あたりが有する公共施設面積は、5.73㎡で全国平均の3.42㎡を大きく上回り1.68倍となっている。これは合併によるところが大きい。老朽化が深刻な公共施設だが、一方で人間も高齢化し社会福祉費が膨らんでいる。

そんな中、建て替えたくても予算がない、放置すれば崩れて危険、水道管が破裂する、など公共施設の老朽化は隠れた時限爆弾とさえ言われている。日光市も少子化により生産人口が減り、少なくなる財源で、増えゆく需要を賄わなければならい時代に入った。市民にとってはハコモノである「施設」が必要なのか、「機能」が必要なのか。総合支所を利用する市民からは、合併により顔見知りの職員が異動でいなくなってしまい寂しい、との声がある。つまり、市民は施設そのものより機能を重視していると言える。漫画の中では、ぼろぼろの建物で、図書もなかなか買えないという未来の図書館を危惧している。公共施設の実態を把握するためには、建物の老朽化や耐震だけではなく、利用状況や維持管理費や人件費や事業費も含め総体的にコストを見てゆかねばならない。

IMG_3550そこで日光市の3つの図書館の24年度の貸し出し利用者数と、指定管理料を見てみた。利用実人数は今市図書館26,764人、日光図書館9,484人、藤原図書館2,955人、計39,203人。指定管理料を含めた図書館運営費は、約1億5300万円。貸し出し一人当たりにつき年間3,898円のコスト・支出となる。また、図書館運営費の18%が図書購入費で、残りの82%は人件費、施設費等となっている。公共施設マネジメントの主要な考え方に、受益者だけではなくそれ以外の多くの市民にその必要性を問うてゆく視点がある。身近なところに公共施設や道路が出来て欲しいと願うのは誰しも同じだ。たとえば今、問題になっている550人の市民会員が利用している古河鉱業所有のスポーツ施設の閉鎖。受益者以外の市民に、市が買い取るか否かを尋ねたなら、関係のない市民は、民間施設をわざわざ市が買うことは無いのではないかと、答えるかも知れない。そういう観点から公共施設の是非を評価してゆくのならば、たとえば2年前に大沢駅の西口が整備され、歩行者用の通路も出来て便利になった。その維持管理費や建設費の年間コストは、利用する市民一人当たりにつきどれだけなのか。

図書館や、スポーツ施設と同じようにコスト計算をして市民に明らかに示してゆく必要がある。もちろん、単純に一人当たりの数字の多寡だけでは考えられない。高齢化や過疎化という地域性や、健康や福祉・教育・文化・安全・危機管理・生産性などの効果面からのバイアスもかけてゆかねばならない。アメリカでは、人口10万人ほどの自治体でも民間ビルを庁舎として借りていたり、議場と市民ホールを共用している例は普通に見られるという。「資産」と「負債」を増やさない行政運営の管理が徹底的に行われている。自治体経営がこれまでの「利益の再配分」から「負の配分」へとシフトしてゆかざるを得ない時代には、これまでにも増して首長による強いリーダーシップが必要となるはずだ。(以上、9月平木一般質問より抜粋)

10月の催し

いずれも会場は元気ネット事務所(大沢駅西口徒歩3分)
申込みは不要、興味のある集いにお気軽にご参加下さい。
駐車場は、道路を挟んだ向い側の路地を入ったところに20台分ほどあります。不明な時は遠慮なく0288-26-6739へ。お待ちしています。

1.秋だサンマだパーティーだ!

日時 10月5日(土) 11時~14時 雨天順延
会場 元気ネット事務所前庭
会費 一人1,000円
申込み 0288-26-6739(元気ネットへ 締め切り10月2日)

2.放射能の会

日時 10月12日(土) 18時~20時
会場 元気ネット事務所(大沢駅西口徒歩3分)
申込み 不要
備考 放射能問題はまだまだ続きます。お気軽にご参加下さい。

3.女性の茶話会

日時 10月16日(水) 19時~21時
会場 元気ネット事務所(大沢駅西口徒歩3分)
申込み 0288-26-6739へ
会費 300円(軽食付)

4.介護の会

日時 10月24日(木) 10時~12時
会場 元気ネット事務所(大沢駅西口徒歩3分)
申込み 不要
備考 ※ 初めて方の参加もお待ちしています。お気軽にどうぞ。